2017年12月11日

こぼれ話「Ferie vol.60」美しい自然景観を巡る 有田・日高・御坊 第4話

こんにちは、フェリエFerie編集室の中村彰宏です。

こぼれ話「Ferie vol.60」美しい自然景観を巡る 有田・日高・御坊 


自然に溶け込む、雑貨とカフェ

――Do It Yourself.――


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私が思うDIY(ディー・アイ・ワイ)は、作ったり、直したり、飾ったりということ以外に「オシャレ」という言葉を添えたものが理想なんです。

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御坊 散策中のこと、普通の主婦のDIYが評判になり、それをメディアが取材したことがきっかけで、あっという間に人気になってしまい、とうとう自分自身のお店をオープンさせた。というオーナーに出会うことができました。

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店内に飾られた雑貨の多くは、オーナーが実際に使用し、お気に入りの物だけをチョイスして、それを仕入れる…。とあって、どれもシンプルで使いやすいものばかり。

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隣接されたカフェスペースもいい感じでした。カフェに集う人たちは、オーナーとおしゃべりしたり、お気に入りの本を読んだり、ゆったりした時間を過ごすそうです。

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この後の予定がなければ、こだわりの有機栽培無農薬を使用した珈琲をいただきながら、「私もゆっくりしたいなぁ…。」なんて。本気で思ってしまいました。

0738-24-3809
日高郡美浜町和田1138-72
10:30〜16:00(土日祝日は〜17:00)
日、月曜休み(祝日不定休)


潮流と時流の交差。日ノ岬灯台へ。


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紀伊 日ノ岬灯台は、明治28年(1895年)の初点灯から120年という歴史のある灯台なんです。幾度かの再建や、改修をくりかえしながら、海上交通の要衝として存在してきたのですが、ここ数年、半島一帯で地滑りが続いたことにより、移設改築工事が行われていたのでした。そして、今年2017年4月に高さ17メートルの新灯台が完成した、というニュースをどこかで聞いた記憶がありましたので旅の最後に立寄ってきました。

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日ノ岬パークへ向かう九十九折の道の途中に、新灯台へ続く道があります。けっこう道が狭いために、路肩駐車するわけにもいかず、カメラマンとライターをその場に降ろして、私は一足先に、日ノ岬パークの山頂を目指しました。

しかし山頂に残されていたのは残念な景色。廃墟化したカラオケ施設や、荒廃の進んだ遊具などが放置されており、少し不気味な感じがしました。隣接されているアメリカ村の施設の中には、カナダ資料館という立派な建物もありましたが、周りの状況を見ると、現在運営されているのか、されていないのか調べる気にすらなりませんでした。いずれにせよ廃墟と言わざるを得ません。

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しかし!
しかし!
しかし!

この高台から望む大海原と夕陽はまるで映画のワンシーン。新調された日ノ岬灯台を眼下に、オレンジ色に輝く光柱がドーンと私に向かってくるようで…。陽が落ちる前に、カメラマンとライターをここまで呼び戻し、しばし撮影タイム。誌面用にカメラマンがバシバシ撮影してくれている、にもかかわらず自前のスマホで、シャッターを押し続けました。

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タイミングよく往来する船も撮影には良いスパイス。この旅の最後にふさわしいラストシーンとなりました。


「廃墟となってしまった建築物を撤去するには、莫大な予算が必要となることはわかりますが、とりあえず更地でもいい。景色を見るにあたり、最低限の安全面が確保できればいいじゃないですか。そうすれば、この美しい風景を見た若者たちが、きっとSNSで広げてくれるような気がしました。」

こぼれ話「Ferie vol.60」美しい自然景観を巡る 有田・日高・御坊 



posted by Ferie Staff at 17:16| Comment(0) | Ferieロケこぼれ話・裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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