こんにちは、Ferie編集室の中村彰宏です。
伊賀上野には立派なお城があるんです。天守は筒井定次により大和郡山城より移築されたのが始まりだそうですが、2代目の城主でもあり、築城の名手として名高い「藤堂高虎」により1611年(慶長16年)に大規模改修が行われ複合式層塔型5重5階の天守で築城されるました。

翌年1612年(慶長17年)台風により崩壊。その後模擬天守として1935年(昭和10年)に当時、衆議院議員であった川崎克氏が私財を投じて建てたもので、正式には「伊賀文化産業城」というそうです。
伊賀上野城で一番の見どころといえば高石垣。こちらは藤堂高虎が築城した当時のもので高さ29.7m(水面上は約23.5m)あり、日本最大級の石垣です。近づくと、上昇気流がさわやかにサーっと吹いてとても爽快な気持ちになりました。
伊賀上野城
0595-21-3148
伊賀市上野丸之内106
9:00〜17:00(入館は〜16:45)
伊賀上野で出会ったプレミアムランチをご紹介します。
最高級の伊賀肉をすき焼きで提供いただける「元祖 伊賀肉 金谷 本店」。
100年以上続く老舗なんです。2階のお座敷に案内されると、ドーンと長く続く廊下にびっくり!いったいなん部屋あるのやら。それと、窓ガラスがしぶいんです。昔ながらのうねうねしたガラスなんですが希少価値が高く、古き良き時代へタイムスリップさせてくれるようでした。
メニューはシンプル、すき焼き1人前7,722円。結構なお値段設定ですので企業の接待や特別な日のおもてなしに利用されることが多いそうです。厳選素材の伊賀肉専門店なので品質は最高ランク。美しい霜降りのお肉が大きめにカットされ、ベテランのスタッフさんが手際よく調理してくれます。一枚目のお肉は、頃合いのタイミングを見計らって「どうぞ」と合図してくれて、そのまま、とき卵の中へイン!。
甘がらい醤油砂糖に伊賀肉から溢れ出る肉汁が香ばしく絡み、何んともいえないほど美味いんです。二枚目以降は、自分のタイミングでいただけるのですが、時間が過ぎるごとに地元野菜の風味も合わさり、さらにまろやかに甘みが増していきます。まさにプレミアムなひと時を感じ、お値段設定が高いと申し上げましたが、安いくらいと思いました。
元祖 伊賀肉 金谷 本店
0595-21-0105
伊賀市上野農人町434
11:00〜20:30(L.O.19:30)
月曜休(祝日の場合は営業)
金谷さんでプレミアムランチを堪能した後に向かったのが、銘酒「半蔵」の酒蔵、大田酒造さんへお邪魔しました。大田酒造さんは「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で金賞を受賞したり、「スローフードジャパン燗酒コンテスト」においても最高金賞を受賞するなど、数々の受賞歴がある優秀な酒蔵さんなんです。
試飲もさせていただいたのですが、私はドライバーも兼ねていますので地獄の我慢。しかたないことではありますが、他のスタッフの試飲している姿を見て内心「呪ってやる」と呪文を唱えそうになりました。(笑)
さてさて、また、今回読者プレゼントにご用意いただいた日本酒ベースの梅酒「半蔵の梅酒」も試飲させていただいたのですがこれが大好評。試飲のために開けたボトルを譲っていただき後日自宅でいただきました。日本酒独特の癖がなく風味豊かにあっさりといただけるものでした。そして、ポケットマネーで自分へのお土産として「純米大吟醸 半蔵 神の穂」は伊勢志摩サミット、晩餐会の乾杯に選ばれたプレミアムなお酒を購入。一時は市場から姿を消すほどの銘酒なんです。そりゃぁぁぁ、間違いなく旨い酒でした。
大田酒造
酒造:0595-21-4709
伊賀市上之庄1365-1
9:00〜17:00
販売店:酒蔵(しゅくら)
0595-24-6521
伊賀市上之庄1392-1
9:30〜19:00
無休
伊賀市内散策で出会った、手しごとの器と雑貨 青い鳥をご紹介します。
伊賀鉄道伊賀線の上野駅前の「新天地Otonari」という一見サビれた商店街を散策中に、「あれ?ここの商店街…いい感じ」と引き寄せられるように入っていきました。
その昔はシャッター街だったそうですが、現在はオシャレなお店が軒を連ねていました。商店街は古いのにお店は新しいという変なコラボレーションが独特の世界観を生み出し、なぜか通りたくなるお店ばかり。
その中でも普段使いにできる雑貨や陶器などのセレクトショップのオーラに引き込まれ思わず入店してしまったのです。誌面の都合上、大きく取り上げれなかったのが残念ですがどの角度から写真を撮っても画になるお店でした。取材の日、たまたまお店を任されていたオーナーの実母さんは4年前まで堺市に住まわれていたとか。旅先のおもわぬご縁も旅の醍醐味ですね。
手しごとの器と雑貨 青い鳥
伊賀市上野丸之内23 新天地オトナリB
11:00〜16:00
水・日曜休み
旅は続きます。
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