こんにちは、Ferie編集室の中村彰宏です。
ベランダまで数センチとせまってきた桜の木。夜明けとともにMAXボリュームの蝉に、夏バテしそう…。そんなふうにダラダラと過ごしていたある日、お世話になっているバイクショップのトミタオートからツーリングのお誘いメール。
「今年の夏は二度とやってきません!」
「十津川キャンプツーリング。ぜひご参加ください」
いいねぇ。
十津川涼しそう。
都会の蝉と違って、爽やかな鳴き声を奏でるヒグラシ。
と一瞬思ったのですが…。
ベランダまで数センチとせまってきた桜の木。夜明けとともにMAXボリュームの蝉に、夏バテしそう…。そんなふうにダラダラと過ごしていたある日、お世話になっているバイクショップのトミタオートからツーリングのお誘いメール。
「今年の夏は二度とやってきません!」
「十津川キャンプツーリング。ぜひご参加ください」
いいねぇ。
十津川涼しそう。
都会の蝉と違って、爽やかな鳴き声を奏でるヒグラシ。
と一瞬思ったのですが…。
ん?
キャンプツーリングって行ったことないやん。
そもそもテントすら、持ってませんし…。
このために揃えるのも…ねぇ。
キャンプには、元々興味があったのですが、若い頃は違う遊びに夢中でしたし、子どもが生まれてからも縁がなく、特に小学校に入ってからは、野球に携わりキャンプという名の合宿ばかり。唯一仕事でキャンプ取材をするも、その日は大雨で、正直ペラペラのテントの中で一夜を過ごすのが怖くなって取材カーで寝てしまう始末。
そんな感じで弱腰のメールを返していると、「テントもシェラフもマットも用意してるので大丈夫!料理も心配いらん。明かりと皿とコップだけもっといで」と
オーナーでもあり同級生の富田氏がメールで語るわけですよ。
さらに、「本来バイク旅はバイクには、お金をかけて宿泊食事は節約するのが普通でした。原点に戻ると達成感と充実感がハンパないですよ。」って。
ほんま、面倒見のいい仲間ですよ。
結局、私の不安を一掃してくれました。
そして、キャンプ当日。天気予報は曇り一時雨となってましたが、ツーリングを共にする諸先輩の判断は予定通り決行。
正式な行先は、十津川村の「つり橋の里キャンプ場」。総勢7名の仲間と楽しんできました。
トミタオートを出発し、途中、五條市で食材の買出しを済ませそのまま昼食となりました。立寄ったお店は、チャンポンが美味いと評判の豚珍館さん。この日は最高に蒸し暑く真夏なのにシールドが曇るという異常な湿度。お店の大型クーラーからは気温差による風がシャーっと白く濁るほど。そんな中、注文したのは、もちろん「チャンポン700円」。
あんかけ・・・っぽい・・・。 いや、とろみの効いた完全なあんかけスープは、容赦なく熱っ熱!「冷麺にすればよかった」っと後悔しても遅いのです。さらに追討ちをかけたのが異常にデカイ器。たっぷり入った餡は時間がたってもまったく冷める気配はありません。はっきりいってガマン大会、汗かきの私は全身びちょびちょっす。
唯一救われたのがその味。さすがに名物!美味かったっす。
食べ終わって、メッシュジャケットから抜ける風がこんなに気持ちいいとは思いもしませんでした。
五條市から十津川村まではR168号を65kmほど南下。ここからは、いっきに駆け抜けます。キャンプ道具を満載した愛車CB1100君は、この日のためにキジマ製のリアキャリアを取り付け、先輩方の指導の下、バイクに荷物を括り付けましたので荷崩れすることもなくワインディングも難無く走ることができました。
十津川といえば源泉かけ流しが当たり前とされるほど湯量が豊富。キャンプ場に着く前に「湯泉地温泉 泉湯」へ向かいました。
湯泉地温泉 泉湯
奈良県吉野郡十津川村武蔵28-4
電話: 0746(62)0090
料金:大人400円・子供200円
営業時間:10:00〜21:00
休業日:火曜日
備品:ボディソープ・リンスインシャンプー
無色透明のお湯で、硫黄の匂いがほのかに香る良質の泉質。本当は長湯したいところなのですが湯あたりしてはこの先のキャンプが台無しになりますのでササッとすませキャンプ場へ向かいました。
写真を観光協会のHPより使わせていただきました。不都合があればご連絡ください。
つり橋の里キャンプ場は、谷瀬の吊橋の真下に位置し、広々とした河原を利用したフリーサイトのキャンプ場。バイク1台+大人1人+テント1張りで使用料金1300円を受付に収め、いよいよ初キャンプのスタートです。
なにもかもが初めてということを、ツーリングメンバーは承知で気にかけてくれます、もちろんテント設営も助けていただきながらなんとか張れました。
さっきお風呂に入ったのですが、もはや設営だけで滝のような汗、、、。
でも心配いりません、十津川という天然の美しい水がそこにはありますし、コインシャワーだって完備されているのですから。
でも心配いりません、十津川という天然の美しい水がそこにはありますし、コインシャワーだって完備されているのですから。
そんなことより、初心者なんですが、とにかく皆さんに迷惑をかけないように…と思って自分の“できる”仕事を探すものの、そんなにないんですよね。料理の下ごしらえについても先輩方がシャッと手分けしてましたし、仕方なくW650使いの隊長に聞くわけですよ「なんかお手伝いできることありませんか?」って。
「あ、そしたら焚き火するので流木探してきて」っと焚き火台を指していいました。
あざっす!
隊長!
全力で探してきます!
焚き火台はそんなに大きくなかったので細かな木のほうが都合がいいのかな?っと思いレジ袋を持って探しに行くと、「おーい!」と河原から手を振る姿を発見。声の主はGSF1200さん。すでに役割をまっとうして流木を集めてくれていました。結局私はレジ袋を広げただけ。
焚き火台はそんなに大きくなかったので細かな木のほうが都合がいいのかな?っと思いレジ袋を持って探しに行くと、「おーい!」と河原から手を振る姿を発見。声の主はGSF1200さん。すでに役割をまっとうして流木を集めてくれていました。結局私はレジ袋を広げただけ。
誰が何をするとか、決めてないのですがそれぞれが役に立とうとする気持ちが新鮮でした。初心者の私は本当の意味で“見習い”といった感じ。人がやってることの意味を考えながら見て習うだけです。次のキャンプツーリングには迷惑をかけないようにしようと思いました。
また、それと同時に、本日の役割が見えてきました。私には目に見えてできることは何にもないので、せめて皆さんが楽しめるような雰囲気作りをしようと、このとき決めたのでした。
さて、旅の前半はこんな感じで進みました。
後半は、お食事の様子からスタートしますね。
では。
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