2016年10月08日

琵琶湖、湖東へ。マスツーリング(近江八幡、八日市)

こんにちは、Ferie編集室の中村彰宏です。


10月というのに気温が高いですね。一般的にクールビズって9月末までのことを指すようですが、気温には勝てません。いまだ半袖で通しています。


さて、今日はツーリングのお話し。マスツーで滋賀県の近江八幡へ行ってきました。マス=集団、大量で。メンバーは、もちろんトミタオートに集う仲間10名。


そもそもバイク乗りはわがまま。自由を求めてソロツーをするのだが、そればかりだと、人恋しくなり、人恋しいからと仲間とばかり走ってると急に自由がほしくなる。私の今は、仲間と走りたいモード。


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トミタオートから誘ってもらえるのはめちゃめちゃ嬉しいんです。

前回も申し上げましたがトミタオートは50年を超えるバイクショップ。メンバーの中には先代から出入りしている超ベテランさんもいらっしゃいます。わたくしは5年以下の新参者ですが仲良くさせていただいてます。


他のツーリングクラブやショップ主催のツーリングでどこに行ったなどの活動模様はネットで見ることができるのですが、その雰囲気まではわかりません。トミタオートのツーリングは一言でいうなら「大人の社交場的ツーリング」かな…。


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個人の領域をある程度守りながら、会話が成り立つといった感じ。他人の家に土足であがりこむような下品なトークにはならない。また、自慢話が横行したりしないように自制しながら、ツーリングの情報や最新機種の話をしているといった感じ。


ほんと、みなさんジェントルマンでございます。


さてさて、近江八幡ツーリング、最初の休憩場所は琵琶湖を優雅に遊覧し軽食からコース料理といったお食事を楽しみながらクルーズする贅沢な観光船「ミシガン」の発着点でもある大津港マリーナ。週末はイベントも多く開催しているようで、私たちが立ち寄った時は「フラダンス」の発表会が行われていました。


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また、お昼前に休憩したのが「琵琶湖国定公園、湖岸緑地岡山園地」。普通に走っていると見過ごしてしまうような所なのですが、さすがツーリング隊長よくご存じです。隊長は前回に引き続き西田さん。前回はW650で、そして今回はCB400SSで参戦です。ご存知の方はわかると思いますが玄人受けするナイスバイクです。(俺は好きっすよ。この類のバイク)


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さて、休憩の雰囲気をパチリ。駐車場に止めてとりあえず琵琶湖まで散歩。雑木林を抜けるワクワク感がいいですね。マリンスポーツを楽しむ人でいっぱいでした。若いギャルを侍らしながらジェットスキーを楽しむ中年男性を羨ましいなんて・・・。思ったりしません。


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昼食は近江八幡で人気の「初雪食堂」さん。数々のドラマや映画のロケ地となる近江八幡市、壁一面には有名人のサインがありました。最近CSで見た「るろうに剣心」の佐藤健さんも来店されていたようです。観光地ですので近江牛のお店や、懐石料理などしっかりとしたお店が多い中、普通のめし屋さんはありがたいですね。人気店なのもうなずける味でした。おすすめは?っと聞かれれば「好きなもん注文したらええねん。なんでも美味い」っとお答えします。あと、めしの量はハンパありません。どんぶりサイズのお茶碗にてんこ盛りです。


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そして、近江八幡の観光スポットといえばここ日牟禮八幡宮界隈。少し長めの滞在です。バイクを降り八幡堀をプラプラ歩いたり、お土産どころのクラブハリエでお買い物をしたりそれはそれで楽しい時間。さすが隊長、観光時間もしっかり組み込むあたりは「いいね」3つあげたいくらいです。走るだけがツーリングではありません。こと、マスツーリングではバイクを通じてその土地のことをみんなで知るというのも醍醐味の一ですね。走るだけならソロツーで充分ですし。


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最後に向かったのは「八日市ようかいち」湖東随一といわれた遊郭跡を散策してきました。古くは、八のつく日に市が開催されたことが八日市という名前の由来。商業都市として栄えていたそうです。少し散策してみましたが、ほぼ廃墟に近いようすですが、夜になれば営業されている店もあるかもしれませんね。


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昭和な雰囲気がお好みという方や、懐かしさを思い出したいときなどいかがでしょうか。私には幼いころ見ていたセピア色の景色が思い出されました。近江八幡のように古くから続き今もそしてこれからも栄えていくことができる都市もあれば、取り残されて廃墟となってしまった都市もある。

そういえば、駅前でバイクを置かせていただいた工事現場付近では新たにビジネスホテルの建設が進められていました。今は廃墟かもしれませんが時がたてばまた復活するのかもしれませんね。


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近江八幡ツーリングいかがでしたでしょうか。最後は京田辺インターで解散となりそれぞれの居場所へ帰りました。


お土産に買ったクラブハリエのバームクーヘンは久々のヒット。

では。




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2016年10月04日

ありがとう…。のSORA 20161003

こんにちは、Ferie編集室の中村彰宏です。

仕事に追われながら過ごす日々が続いている今日このごろ…。
雨上がりのSORAに夕焼けが出ているのを、スタッフが見つけました。

「うわぁ〜、きれー」
「なかむらさん、屋上いっといで」って。

たぶん、とりつかれたようにパソコンを見てたから… でしょう。
ありがたいことです。

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雨上がりということで、屋上は水浸しでしたが
一瞬で気持ちが晴れました。
もう一回、言っとこ。

「 あ り が と う 」


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2016年10月03日

こぼれ話「Ferie vol.56」日本の魅力に触れる 美山 第3話

こんにちは、Ferie編集室の中村彰宏です。


平成5年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたのをきっかけに関西圏はもとより全国的に知られることとなった美山かやぶきの里。とくに「北」地区の集落は50戸のうち38棟がかやぶきの屋根が残っています。そして、その殆どが現役。普通に生活されているのです。


こぼれ話「Ferie vol.56」日本の魅力に触れる 美山 第1話

こぼれ話「Ferie vol.56」日本の魅力に触れる 美山 第2話

こぼれ話「Ferie vol.56」日本の魅力に触れる 美山 第3話


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有名という意味では、世界遺産となったかやぶきの合掌造りの集落、岐阜県の白川郷と富山県の五箇山とくに白川郷はメディアに取り上げられるケースも多く、連日観光客で賑わっています。そこで美山に住まわれている村人へ、そのあたりの世界遺産登録のことなどを、なにげに聞いてみましたところ意外なことを聞くことができました。


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観光客がたくさんお越しになることはとても有難いことなのですが、そのいっぽうで景観を損なわぬよう洗濯物を観光客の目に触れないよう工夫したりプライベートな空間が失われたり、私道の整備や季節の花を育てたりと、ご苦労も多くあるそうです。


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まして世界遺産となれば、今以上の観光客を受け入れることとなり、大型観光バスの駐車場や飲食店をはじめおみやげ屋、トイレの増加など問題もたくさんあるそうです。そうすることで普通の生活ができない環境になるのは目に見えており村人全員が世界遺産登録に対して前向きな同じ意見とはかぎらないそうです。


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たしかに観光客増加により村が潤ったり、商売が繁盛で富を得る可能性もあるのですが、その反面、プライベートな空間が損なわれ生活環境が大きく変わってしまうリスクがあるのです。お話を伺ったのは私より少し年配の女性の意見でしたが、それぞれの想いが村にありますので、今のままがいいのかもしれないっと思いました。


ご紹介しておいてなんですが、美山かやぶきの里に観光される際は住民のプライベート空間だけは侵さぬように配慮してくださいね。




かやぶきの里で出会った素敵なお店


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村で一番大きなかやぶきといわれる「小さな藍美術館」。館長であり作家でもある新道さんのやわらかな表情がすてきでした。取材時間がおしてなければお土産にストール買いたかったなって、今でも後悔しています。近々ツーリングでもおじゃましますのでその時に購入させていただきます。


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小さな藍美術館

京都府南丹市美山町北上牧41

TEL:0771-77-0746

10:00〜17:00 木・金曜休み 12月〜3月は休館

入館料250円




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ゆるりさんは、絶対にナビをセットしてください。目立ったカンバンなんてありません(そこが隠れ家っぽくっていいのですが)都会人の目にはその存在がわかりづらいのです。編集室スタッフも店の前からお電話してしまいました。(笑)

しかし、店内に入ったとたん、この雰囲気だけで「まいった」です。天井が高いので和室に合うぼんぼりも超ビッグ!テーブルやらタンスやら部屋に置かれているすべてが彫刻のよう。その場所から見えるお庭もいい感じ。そんな雰囲気の中でいただく京地鶏鍋のやわらかでやさしい味がわすれられません。ジビエ料理の鹿肉のローストは何もいわなければ美味いロースとビーフとして処理してしまうほど癖がありませんでした。


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ゆるり

京都府南丹市美山町盛郷佐野前15

TEL:0771-76-0741

ランチ12:00〜、ディナー18:00〜(1組のみ)

要予約、不定休

ランチ/ゆるり膳3,240円

ディナー/各種コース料理5,400円〜




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美山かやぶきの里の駐車場といえば、ここがベスト。みんなここに駐車して歩いて行くのです。

そんな、観光客が行き来するような店で、美味いメシを食わせてくれる確立は経験上すごく低いのですが、きたむらさんは例外。マジ美味い!美山産のそば粉を使用した手打ちののど越しは只者ではありません。先入観だけで判断するなどまだまだひよっ子でしたスミマセン。手軽に入れて美味いおすすめ店でした。


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お食事処きたむら

京都府南丹市美山町北揚石19-1

TEL:0771-77-0146

10:00〜17:00

水曜休み




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ちょっと疲れたときに、サクッと入れるお店ってありがたいですよね。それでいて甘いものの材料が地元だったりするとやたらテンションが高くなってしまいます。大量生産ができないので売り切れることも。でも、それでいいのだと思います。養鶏所や卵直売所を営むカフェのプリンというだけでありがたいのです。同時注文したアイスコーヒーとの相性も抜群でした。


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カフェ 美卵

京都府南丹市美山町北上牧42

TEL:0771-77-0569

10:00〜17:00

水曜休み(不定休あり)




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こちらの牛の白バイ看板は、完全に京都府警をなめとると思ってしまいましたが、実際は子どもに大人気。そんなことより美山で牛乳といえば“美山牛乳”さん。その直売所の名物といえばソフトクリーム! 定番ではありますが美味い。ロケの2日間湿度も高く35℃という猛暑でしたので取材というよりはスタッフへの心配りという感じ。冬季休業する前にもう一回食べたいソフトクリームでした。


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美山のめぐみ牛乳工房

道の駅「美山ふれあい広場」内

京都府南丹市美山町安掛下23

TEL:0771-75-0815

10:00〜16:00

冬季休業あり(1〜3月は火曜休み)





京都 美山のこぼれ話はこれでおしまい。


次号は2016年11月25日発行。


では。


posted by Ferie Staff at 19:19| Comment(0) | Ferieロケこぼれ話・裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月01日

こぼれ話「Ferie vol.56」日本の魅力に触れる 美山 第2話

こんにちは、Ferie編集室の中村彰宏です。



最新のSUV車、 ジャガーF-PACEで京都 美山へ到着した編集室一行。時間がゆったりと流れるその情景に、少しずつ穏やかな気持ちになっていくのがわかります。

こぼれ話「Ferie vol.56」日本の魅力に触れる 美山 第1話

こぼれ話「Ferie vol.56」日本の魅力に触れる 美山 第2話

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旅のテーマは「暮らすように旅をする」。あれこれと忙しくするのは封印してゆっくり時間を過ごしているようなイメージで望みました。取材中に気が向けば外をぶらっと歩いてみたり、縁側でまぶたを閉じて泥のように眠る…そんなのも想定内として進めていきます。その地が日本の原風景といわれる場所なら最高でしょ。


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旅でお世話になった「かやぶき一棟貸しの宿 美山 FUTON&Breakfast」さん。今回のテーマにピタッっとマッチしているお宿。「ここしかない!」っとアポを取りました。


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今考えると、電話をしたタイミングが奇跡。といいますのも、国内はもとより海外のメディアでも多く取り上げられている「かやぶき一棟貸しの宿 美山 FUTON&Breakfast」さん。アポ電話をした翌週にもNHKのBS-TBSで紹介されているほど注目されているお宿さんなんです。


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ホームページで宿泊の予約状況が見れるのですが、ずっと満室が続いています。その日、たまたま宿泊させていただいた「美十屋 mitoya」だけが、ポツンと空いていたのです。(キャンセルがあったのでしょうか?)


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ダメもとで電話しましたところ、「っえ?空いてました?」っとオーナーの西尾さんですら驚いていました。「空いているのなら取材OKですよ」っと快く引き受けてくださったのです。


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取材当日、かやぶき職人でもあり、お宿のオーナーでもある西尾晴夫さんは、すごく穏やかにお話をされているのですが、なにものにもぶれないという信念のようなものを感じました。


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かやぶきという太古から続く伝統を受継ぐために全国の職人さんの下へ修行にいかれ技術を習得された時期の話や、その受継がれてきた職人の技術は決してひとりのものではなく「預かりもの」として継承され、現在は若い弟子を育てていること。そして、かやぶきのすばらしさを、全世界に向けて知っていただくために宿泊業を営まれていることなど。いろいろと学ばせていただきました。


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実際に宿泊して、すぐにでも実際に住むことができる設備が整っています。何百年も建っているのだから、そんなことはあたりまえなのですが、きちんと手を入れてるってことなんです。扉のゆがみも調整していますし。田舎なので虫対策の網戸も装備されています。また、夏場でも涼しい環境ですが、クーラーもひと部屋備わっていました。お風呂も最新式。取材中ヒノキ風呂にしたかったのですが…とおっしゃっていましたが今は現代のもです。


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撮影のため囲炉裏に火をいれましたが、夏場はやめといたほうがいいですね。熱くて大変でした。囲炉裏を使わなくともキッチンにはガスも電気もオーブンも備わっておりますのでなんの問題もありません。無事撮影が終了すれば、そのまま宴会の始まりです。


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いつになくお酒が進んだのは、かやぶきというロケーションがそうさせたのかも知れませんね。


京都美山かやぶき一棟貸しの宿

美山FUTON&Breakfast

遊心庵 百日紅(美山FUTON&Breakfastチェックインセンター)

京都府南丹市美山町上司小倉畑8-10-2

TEL:0771-75-5125


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読者プレゼントにもご協力いただいた、地元の酒蔵さんである「大石酒造」さんより、差し入れをいただいた「美山 てんごり」、その日の撮影後あっという間に飲乾しちゃいました。「うまい、うまい」。


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あまりにも美味しくて、翌日、自分へのお土産としてまた買いに行ったほど。

水がいいところのお酒は最高ですね。そのほかにもたくさんオリジナル商品がありますのでお土産スポットとしておすすめです。


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美山路 酒の館(美山蔵)

京都府南丹市美山町南新高瀬13

TEL:0771-77-0007 


posted by Ferie Staff at 13:05| Comment(0) | Ferieロケこぼれ話・裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする